冥利

お昼の休憩が済んですぐ

ボディに着せているワンピースに

吸い込まれるように入って来られた方がいた

すぐにお声掛けせず、しばらくお一人でワンピースを見ていただこうと思った

その方の心の中が読める程

表情から、

“コレ欲しい!!”っていうお気持ちが伝わって来た


私もよく、通りかかった服屋さんで、

《一目惚れ買い》をする

そんな時は、値段は関係ない

そりゃ、ン十万もするとなれば別だけど、

“イイ!!(*>_<*)”と思うと、普段高いと思う金額でも惜しくなくなる


今日のお客様も一通り店内を回られて、

またワンピースのところへ戻って来られた


「ご試着されませんか?」

躊躇うコトなく頷かれた


他に、セールしてるモノも着てみたいとのコト

一番お気に召したワンピースを後回しにして試着された


1着目、2着目、、、そして、3着目←ワンピース

鏡に映ったご自分の姿に、ため息をつかれた

『やっぱり、イイわ〜〜〜〜〜(*≧o≦*)』


ワンピースは¥19000

今日のご予算は、

2着で¥20000のおつもりだった

ワンピースだけで予算いっちゃう

でも、他に着てみた服もイイ。欲しい。とのコト

計¥25000


ココで、私は言葉巧みに“買わせよう”とはしたくない

店を出てから後悔されたら。。。。って思うから

勢いで買って戴きたくないから


「ゆっくりお考えになってみてください」と言って

フィッティングのドアを閉めた


出て来られて、

『ちょっと置いててもらっていいですか?お金下ろしてきますから』

予算オーバーなので、わざわざ銀行に行って下さるおつもり

「いいんですか?」

念を押す

『いいんです。だって、ほんとにどれも欲しいから。』

身重のお体で、店と銀行往復して、3点とも買って下さった


『長い時間付き合わせてごめんなさい。ありがとう。』

そう言って、お帰りになった

とても嬉しそうに。


姿が見えなくなるまで、お見送りした

私も、嬉しかった。
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by sizuku.style7 | 2006-06-20 20:12 | work

***in the truth***


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